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北海道とカレー

スープカレーや、ホワイトカレーなど、カレーと北海道の関係・・・・疑問に思い、ちょっと調べてみました。。。

■カレーライスのはじまり

カレーライスは印度のカリーを原点とし、英国・仏蘭西などを経て日本にやってきました。
明治時代「英国式シチュー風カレー」が旧帝国海軍のメニューとして採用され、横須賀などでもカレーが広まっていきました。

北海道大学とカレーライス

1876年、明治9年頃、札幌農学校(北海道大学の前身)に着任したクラーク博士は、パン食を推進し、寮食での米飯を禁止。「生徒ハ米飯ヲ食スべカラズ。但シライスカレーハ是二非ズ」とライスカレーは例外とされ、ご飯が食べられるとあって、2日に1度はカレー献立だったとか・・・北海道のカレーの歴史はここから始まります。

北海道の特産=カレーの具

明治初期に、はじめて日本に入ってきたカレーは、イギリス経由のカレーで、明治5年発行の「西洋料理指南」にカレーのレシピが掲載されています。
その材料は長葱、生姜、鶏肉、赤蛙とあり、現在定番といわれる、じゃがいも、玉葱、人参といった記述はありませんでした。

現在の定番カレーライスができたのは、じゃがいも、玉葱、人参の3種類の野菜が日本中に普及するのは、北海道で試作が成功したあとになります。

じゃがいもは、1600年頃にオランダ船かポルトガル船が持ち込みました。
その後、寒い地方でも十分に栽培できる事が分かると北海道、東北で作られるようになります。
 本格的に普及したのは1874年に北海道開拓使がアメリカから優良品種を導入した後、 1884年(明治17年)の大凶作の時に政府が「再植馬鈴薯の記」というパンフレットを作って栽培の仕方や調理法を広めたのがきっかけで、いっきに広まりました。

玉葱は、そもそも、1770年代に北海道開拓使が導入し、試作を重ねましたが、なかなか普及しませんでした。
1879年・86年(明治12年・19年)にコレラが大流行した時に、 「玉ねぎはコレラに効く」という噂が流れたので売れるようになったという話です。

人参は、じゃがいもと同じ1600年頃、中国から入ってきたとされています。
現在、私たちが食べている人参は、明治時代にヨーロッパから入ってきた新種です。

北海道で試作が成功し、このとき、すでに札幌農学校で食べられていたカレーが、じゃがいも、人参、玉葱の入った定番カレーだったようです。
じゃがいも、玉葱、人参の普及とともに、今の定番カレーが、北海道から日本全国に広まっていきました。
現在の定番カレーの発祥の地もやはり北海道なのです。

■北海道ご当地カレー(レトルト・缶詰)

北海道各地で、いろいろなご当地カレーが作られています。

ミルチチキンカレー(NKフーズ) 
南家 チキンカレー(NKフーズ
南家チキンココナッツスープカリー(NKフーズ
天竺  チキンカレー(NKフーズ
北海道ポークカレー(NKフーズ
北海道チキンカレー(NKフーズ
北海道ビーフカレー(NKフーズ
道産素材のチキンスープカレー(NKフーズ
道産素材の帆立スープカレー(NKフーズ
道産素材の野菜スープカレーNKフーズ
五島軒 イギリス風ビーフカレー(株式会社 五島軒  
五島軒 海鮮カレー(株式会社 五島軒  
五島軒 牛タンカレー(株式会社 五島軒  
五島軒 挽肉カレー(甘口)(株式会社 五島軒  
五島軒 究極の函館カレーカレー(株式会社 五島軒  
五島軒 蘆火野カレー株式会社 五島軒  


【名産品おとりよせ】函館五島軒 伝統のカレー 3缶セット 上磯店

五島軒 函館カレー(株式会社 五島軒
五島軒 カレー百年物語(中辛)株式会社 五島軒
函館スープカレー(中辛)株式会社 五島軒) ほか多数あり
厚岸名産 かきカレー (中辛)(高島水産
北海道名産 たらばがにカレー(中辛)(高島水産
北海道名産 ほたてカレー (中辛)(高島水産
トドカレー (高橋物産
熊カレー (高橋物産
ジンギスカンカレー (高橋物産
ミンククジラカレー (高橋物産
札幌発 マジックスパイススープカレー (辛口)(明治製菓株式会社

スープカレー

札幌のスープカレーの歴史は、実は1970年と古い。スープカレーを最初に始めた「アジャンタ薬膳カレー店」は、養生食をベースにインドのスパイスなどをミックス。続く「スリランカ狂我国」はスリランカ風。30種類以上の香辛料をブレンドする「マジックスパイス」はインドネシアがルーツと、各店で味わい&見た目はいろいろのようです。最近は和風のあっさり系を出すお店も出てきました。

ホワイトカレー

ホワイトカレーは一見、クリームシチューのようだが、食べてみると普通のカレーと変わらない辛さが特徴です。
カレーの黄色成分「ウコン」を極力減らし、他の香辛料で香りや辛さを出しています。
白さを際立たせるため、白飯ではなく黄色いサフランライスを使うことが多いようです。


考案者は、札幌プリンスホテル総料理長の小林一識さんという説が有力。
小林さんは富良野市の新富良野プリンスホテル勤務時の01年冬、スキー場のレストランで考案したそうです。
「スキー場のレストランと言えば普通、カレーにラーメン、丼物くらいしかない。何か変わったものを」と考え、真っ白な雪を見て思いついたそうです。

昨年6月に札幌に転勤となり、札幌ドームの移動売店で「白いカレー」(650円)を販売しました。
ホームチームの白星を願うファンの思いも刺激し、売れ行きは好調で「普通のカレーとの売れ行きの割合は100対1くらいで白いカレーが多いそうです。

 

 

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